リラクゼーション ゲイマッサージとは？種類・効果・選び方まで完全網羅【心と身体を整える男性向けガイド】

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「ゲイマッサージってなにがそんなに良いのだろう」
「実際、普通のマッサージ屋さんとどう違うのだろう」
「数ある中からどのお店を選べばいいのだろう」
「もっと良い探し方はないのかな」
「自分にはまだ早いんじゃないか…」

ゲイマッサージについてこのような疑問を抱えている人や、いまひとつピンとこない人もいるはず。

本ページは、そんなゲイマッサージの世界にまだ足を踏み入れたことのない人たちにとっての完全なる究極ガイドとして、ゲイマッサージに関することを網羅的に知ることができる構成にしています。

みんなそれぞれの理想的なゲイマッサージを体験できるよう、無類のゲイマッサージ好きを公言する私のこれまでの経験と知恵を注ぎ込んで、ゲイマッサージを最大限に楽しむノウハウや、ハウツー（How to）を詰め込みました。

ゲイマッサージという言葉を耳にしたことはあるものの、具体的な内容についてはあまり理解できていない人や、機会があれば受けてみたいと思っている人はぜひご一読ください。

自分に合ったゲイマッサージ店を見つけるための比較ポイントや探し方のコツ、最新情報も紹介していきますので、初心者はもちろん、経験者や中級・上級者の諸兄も、最新のゲイマッサージ情報をキャッチアップしていただければと思います！

上記のことを知りたい方が想定読者として書いています。

さぁ、ゲイマッサージの世界を知る、心の準備はいいですか？
ではさっそくゲイマッサージの世界を見ていきましょう。

What is gay massage?

この章では、「そもそもゲイマッサージって何？」と疑問を持つ人のために、まずは前提知識としてゲイマッサージの基本的な情報をわかりやすく解説します。

ゲイマッサージの定義と特徴

ゲイマッサージ（Gay Massage）とは、同性を好む男性向けの特別なリラクゼーションマッサージサービスです。

似た用語として、M4M マッサージ（MAN for MAN）、M2M マッサージ（MAN to MAN）などのように呼ばれることもあります。

施術者も受け手も“男性限定” となり、一般的なマッサージよりも肌の“露出度”と“密着度”の高さが特徴です。

施術を受ける側は、基本的に脱衣を求められるので、全裸で受けることになります。
施術者側の格好はお店によって全裸か着衣かに分かれますが、どちらを希望するか選択できる場合もあります。

ゲイマッサージは男同士で身体の密着度が高い施術であることから、ゲイの男性はもちろんのこと、男性との触れ合いを楽しみたいというノンケ（ストレート）やバイ（バイセクシャル）の男性たちにも注目を集めています。そのため、ゲイマッサージは広義の意味で「男性による男性のための癒やしのマッサージ」を指す際にもよく用いられる言葉となっています。

ゲイマッサージを行う施術者の呼称は「男性施術師」や「メンズセラピスト」、「施術スタッフ」、「男性クルー」など様々です。「マッサージ師」と呼ばれている場合もありますが、正式名称は「あん摩マッサージ指圧師」となり、法律上はあん摩マッサージ指圧師の国家資格に合格している人が名乗れる呼び名です。

ここでは、日本国内のゲイマッサージ店で慣れ親しまれている呼び方として「セラピスト」と呼ぶようにします。

ゲイマッサージの利用状況

ゲイマッサージは、セラピストの手技やあらゆるテクニックによって、身体の緊張を解きほぐし、心身のリフレッシュができるリラクゼーションとして知られ、近年、癒やしを求めるゲイの男性中心に人気を博していることから、需要の高まりとともにお店の数も全国で年々増加傾向にあります。

実際に、当サイト「ゲイマッサージボックス」では、公開から2年ですでに400を超える店舗さまにご登録いただいています。

人気の相対値をグラフで表すGoogleトレンドでも、ここ20年弱（2004/1～2025/6）のゲイマッサージの大まかな推移を概観することができます。
やはり、右肩上がりでぐんぐんと検索ボリュームが増えていることがわかります。

検索キーワード「ゲイマッサージ」の場合の人気度動向

〈GoogleTrend の数値について〉
最高を100とした基準で表した場合の相対値なので、実際の検索数の推移ではありません。
「Googleトレンドの相対数」＝「当該キーワードの検索回数」÷「同地域・同期間における総検索数」で算出、というものになっています。

利用ユーザーの割合

ゲイマッサージを利用する男性ユーザーのうち、セクシャリティ別の割合・年代別の割合についてもリサーチしました。

当サイト掲載店のうち、営業年数の長い店舗さま中心にアンケートを取ってみたところ、利用客全体のうち半数以上がゲイの方で、年代は30～40代が最多となっています。

なかには月によってストレートの男性や20代の利用も多いとのご意見もあることから、お店の特色にもよりますが、セクシャリティや世代を問わず幅広い層の男性に支持されているといえます。

• 調査対象：当サイト掲載店のうち、営業年数5年以上のお店20店舗にアンケート調査
• 期間：2023年12月1日〜2025年3月31日

このように、ゲイマッサージは主にゲイの男性中心に人気で、語義としても「ゲイの男性を対象としたマッサージ」と思われがちですが、必ずしも「ゲイ向け」というわけではなく、ノンケやバイなどすべての男性にとって、「同性との癒やしの追究」を体験できるサービスの総称として、広く認知されてきている、というのが実情といえます。

ゲイマッサージの施術内容

ゲイマッサージの施術は、主に身体のリラクゼーションやストレス解消を目的とし、セラピストによるヒアリングを受けながら、個々の要望や身体の状態に合わせて行われます。

一般的にはオイルを使用したアロママッサージやリンパマッサージが主体となり、お店によってはオイルを使用せずもみほぐしや整体に重点を置いている場合もあります。

他にも、タイマッサージやスポーツマッサージ＆ストレッチなどの技術を盛り込んでいるお店もあります。
お店それぞれがどの点に重きを置いているかによって内容は変わってきますが、共通して言えるゲイマッサージの構成要素としては以下のような点が挙げられます。

01. 男性に特化したマッサージ技術

手技や体重の圧をかける動作などでコリをほぐしてもらえたり、リンパを流すマッサージ技術を体験できます。性別によって違いがある身体的機能や骨格と筋肉の特徴について、同じ性別だからこそ理解してもらえる安心感があります。一般のマッサージ店と比べても遜色ない技術と、男性の身体に特化した専門性に加え、保有資格や知見に基づいたより本格的な施術を受けられるお店も多くあります。

02. 男性同士の親密なスキンシップ

セラピストが様々な体位で密着してくれたり、ハグや添い寝をしてくれたりしながら、メンズリフレやメンズエステのような心地良いスキンシップを楽しめます。男性同士での親密な触れ合いとぬくもりが加わることで、体だけでなく心のリフレッシュにもつながります。

03. 視覚的な癒やしと、非日常のドキドキ感

肌の露出やルックスなど、視覚的にも魅力のあるセラピストに、普段他人に見せない部位を触れてもらいながら非日常のドキドキ感を味わえるのも、ゲイマッサージの醍醐味です。お店によってはより肉体的な癒やしで欲求不満を解消してくれることもあります。

これらの要素が組み合わさったことで、ゲイマッサージは単なるマッサージサービスを超えた、同性を好む男性にとっての総合的なウェルネス体験になっているように思います。

また、本格施術をメインに据えるお店や、実質的に利用客の性欲を満たすお店など、どの要素に特化しているかはお店ごとに異なり、需要に合わせて多様化してきています。

〈治療扱いの内容について〉
リラクゼーションマッサージと謳うゲイマッサージ専門店の場合、日本標準産業分類で見ると、手技を用いて心身の緊張を緩める施術を行う「リラクゼーション業」に分類されると考えられます。その場合、治療院や法律に定める施術所などでない限り、医師法と按摩・指圧・鍼灸などに関する法律で定義された治療目的の医業行為、その他医業類似行為は行うことができない位置づけとなっています。そのため、上記ゲイマッサージの構成要素に「治療」に関連した内容は加えていません。

🔗 参考URL
総務省 日本標準産業分類(7893)  
厚生労働省　あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律  

ゲイマッサージのリフレッシュ表記について

お店の施術内容に関する案内で「抜き有り」や「（ハンド）リフレッシュ込み」と記されている場合、それらは手でしごく抜き行為「手コキ」の隠語なので、手でならいたしてもらえるぞ、というものになります。

もしその日の自分にとって大きな充足感を得られるのが「リフレッシュ」であるのなら、リフレッシュがコースに含まれることが明示されたお店を選ぶのが最適解でしょう。もちろん、恥ずかしかったり、抜き行為を求めていない場合は、予約した時か当日の施術前に「リフレッシュ不要」と伝えれば行為を省いてくれます。

ゲイマッサージのコース設定

ゲイマッサージのコース時間の設定は、お店やセラピストによって異なりますが、傾向としては以下のようなものになります。

45分	稀にある超クイックコースといえます。特定の部位への集中的な施術に適しています。時間が限られている人や、ピンポイントで済ませたい人に向いています。
60分	短縮コースといえます。少し急ぎ足になるものの全身をケアすることができる時間配分で、どんなものかライトに受けてみたい人におすすめです。初回限定のお試しコースとして用意しているお店が多くあります。
90分	ゲイマッサージを受ける標準的なコース時間といえます。深いリラックスと充足感を求める方や、特定の不調に焦点を当てて、しっかり施術してもらうことを希望する人に向いています。
120分以上	余裕を持って全身くまなく入念にケアしたい人に適したロングコースです。90分コースにはない、いろんな体位で施術してもらえたり、アロマセラピーなど五感をより刺激する要素が盛り込まれる場合があります。

このように、コース時間によって提供されるサービス内容も変動します。時間が短ければその分施術を短縮されるので、背面や一部位のみの施術だったり、シャワーを浴びずに済むように(※A)オイルを使用しないクイックマッサージを勧められる場合もあります。

※A　例えば60分コースの場合、60分間みっちり施術を受けられるのではなく、前後のシャワー時間やカウンセリングの時間5〜10 分程度が含まれることになります。

逆に考えると、コース時間に余裕があるほど、比例して施術のバリエーションの幅も広がると思うので、個人的には120分以上のコースを一度は経験してみてほしいなと思います。
コストパフォーマンスの観点から見ても、面白いことに、実は120分以上の長めのコースほど、1時間あたりの料金（時間単価）が低い＝割安でお得になる傾向です。

45〜60分程度の『初回お試しコース』を用意しているお店も多いため、初めて利用するお店でいきなりロングコースを選ぶのはやっぱり抵抗があるなぁと感じる人は、ぜひ検討してみてください。

ゲイマッサージとはどんなものなのか、イメージが湧きましたか？

定義が明確にされているわけではありませんが、 ゲイに限らずすべての男性にとっての男性専門リラクゼーションマッサージを、広義的・総合的に捉えた施術として知られていくなかで、「ゲイマッサージ」という言葉が一つのジャンルとして定着したといえます。

Why do men go to gay massage parlors? How is it different from other massages?

今や多くの男性から注目を集めている“ゲイマッサージ”。

でも、なぜ多くの男性がその扉を叩くのか ──。ちょっと不思議に思ったことはありませんか？

「疲れを癒したい」「コリをほぐしたい」というのは、あくまで表向きの理由。
実際には、“触れられること”や“男同士だからこそ分かり合える安心感”、あるいは“触れ合いによる興奮”といった、もっと個人的でリアルな欲求が隠れていることもあります。

この章では、ゲイマッサージならではの良さと、他のマッサージとの違いを紐解きながら、ゲイマッサージに通う男性たちの本音の部分に踏み込み、その真の魅力に迫っていきます。

ゲイマッサージと
通常のマッサージとの違い

ゲイマッサージのお店で受ける施術と、一般のお店で受ける通常のマッサージは、「手技によるマッサージ」という点で共通していますが、似て非なるもので、大きく分けて以下のような違いがあります。

• 保険適用はできない
• 実名を名乗らずに仮名・通称で予約可能
• 必ず男性と二人きりになれる
• 肌露出と密着感がすごい
• 内面も整えるウェルネス志向
• 施術範囲に膝上〜鼠径部を含む

それぞれどのような違いであるのか解説します。

保険適用はできない

整骨院や接骨院などの場合、条件によっては保険適用が可能になることもありますが、ゲイマッサージのお店の場合、法律的に医療類似行為に分類されないため、保険適用が可能になることはありません。

保険適用が認められるには、国家資格保持者にあたる「あん摩マッサージ指圧師」「鍼灸師（はり師きゅう師）」「柔道整復師」などによる専門施術で、更にいくつかの適用条件を満たす必要があります。

ゲイマッサージを受けるときは保険適用がなく、全額自費での施術になります。

実名を名乗らずに予約が可能

保険の適用が無い分、ゲイマッサージでは必要以上に個人情報の聞き取りはありません。そのため、一般のお店と違い、予約の際の名前は必ずしも保険証と同じ本名である必要はなく、仮名（偽名）となるニックネームでも予約ができるようになっています。

必要最小限の情報として、正確な連絡用のメールアドレスと電話番号は伝える必要があるものの、それ以外の個人の識別情報を予約するうえで求められることはまずありません。

仮名で呼ばれるとイマイチ気分が乗らない人や、本名を名乗ることに抵抗がない人は、初めから実名や愛称を伝えていいと思いますが、メールアドレスと電話番号以外の個人情報まで明かすのはちょっと不安…という人にとって、仮名で予約できることは安心ポイントだと思います。

ゲイマッサージのお店のなかには、年齢によって割引を実施したり、利用客の年齢に制限を設けているお店もあるため、年齢確認として生年月日を提示するケースがあるものの、利用客のプライバシー保護を重視し、通常それ以上の個人情報を聞き出すような展開はありません。こちらからつまびらかに話す必要もありません。

セラピスト側も本名ではなく源氏名を使ったり正確な年齢や趣向を伏せて活動している人が大半なので、こちらからも根掘り葉掘り聞かないスタンスで、プライベートな情報を伝えるかはお互いの自己判断に委ねられます。

男性セラピストと二人きりになれる

一般のマッサージ店では、性別に関係なく男性も女性も利用するのが一般的です。施術スタッフには女性も在籍していることが多く、担当をリクエストしない限り、お互い男性同士の組み合わせにならないケースもあります。

また、プライベートサロンでない限り完全な個室ではないことも多く、施術室は複数の施術台をカーテンやパーテーションで区切られる程度か、ドアのない半個室となるため、他の利用客やスタッフの会話など気配を感じる環境で行われるのが主流です。

一方、ゲイマッサージのお店では男性率100%で、男性セラピストがマンツーマンで担当してくれます。｢メンズプライベートサロン｣として、男性セラピストと男性客が二人きりで過ごせる完全個室での施術が主流となっています。基本的に、対面時も、施術中も、部屋を出るときも、担当の男性セラピスト以外の人は居ないため、他の人の気配を感じることなく過ごせます。

隠れ家的な特別な空間で、隠密感を楽しみたいという人にうってつけです。

また、一般のマッサージで、男性との身体的な接触に対して「つい反応してしまったらどうしよう」「セクハラと思われないかな」と考えたり、緊張や気まずさを感じる人もいると思いますが、ゲイマッサージであれば、セラピストと利用客の間に性的指向について共通の理解があるため、心理的な壁を感じにくく、より自然な形でリラックスできる環境が整っています。

肌露出と密着感が増す

ゲイマッサージ店のほとんどは、オイルを塗るマッサージのため、衣服にオイルが付かないように全裸となったうえで施術を受けます。

「全裸 ✕ 密着」「全裸密着型マッサージ」などと呼ばれています。

基本的には全裸になった状態で、大判タオルをかけてくれるケースが多く、紙パンツ派の人のために紙パンツを用意してくれているお店もあります。

自分だけ脱ぐのは恥ずかしいと思いましたか？安心してください。多くのゲイマッサージ店では、セラピストも一緒に脱いでくれるシステムになっています。
セラピスト側のスタイルは、全裸一択というわけではなく、大きく3つに分かれます。

• 全裸
• 露出の多い服装・もしくは半裸（パンツ一丁やタンクトップ姿など）
• 着衣

セラピストが全裸になってくれる場合、脱ぐタイミングもそれぞれ異なります。

施術前に脱いでくれる

シャワー同伴の場合は、一緒に脱ぎ、シャワー同伴が無い場合は、一人でシャワーを浴び裸で現れるタイミングで、セラピストも脱いでスタンバイしてくれています。

施術中に脱いでくれる

最初は着衣のまま施術を始め、だんだんと服がはだけたり、チャックをおろしたり、徐々に脱いでくれる場合もあります。個人的にはこのパターンが、妄想が膨らんでドキドキ度が高いです。

施術後半になって脱いでくれる

国家資格保持者などプロの腕前を持っていたり、施術面で本当に頼れるセラピストさんに多いケースで、前半は一般の整体院のように着衣のままで、症状にじっくりと向き合い施術を行ってくれて、施術が一通り終わったあとに脱いでリフレッシュさせてくれます。

肌を露出して受けるゲイマッサージの最中は、セラピストと体の密着度がきわめて高いポーズを繰り返すことになります。背後から全身を覆うように体の面全体で密着してくれたり、太もも〜お尻あたりに座って騎乗位のような体勢で揉んでくれたりと、お互いの身体の接地面が広く、一般マッサージ店やストレッチ店での施術よりも全身の密着度をいっきにグレードアップさせたような感覚を味わえます。

お互い裸で向かい合ってペアストレッチをしたときの状態や、うつ伏せのまま上から覆われる状態など、密着性のあるマッサージを受けたときを想像してみてください。いろいろ不可避ですよね。笑

この非日常感や相手の体温を感じるひとときにハマるという人も多いのではないでしょうか。

お店のウェブサイト上に載っているセラピストの写真が着衣姿であっても、実際は全裸対応や半裸（上裸に短パンなど）になってくれることが多く、大抵はウェブサイト上のどこかに記載があるはずです。

お店によっては全裸オプションが無料ではなく有料の場合もあるので、料金と同時に確認をおすすめします。

ゲイマッサージボックスでは、お店の紹介ページそれぞれにセラピスト（施術スタッフ側）が「全裸対応可能」なのか、「着衣での対応」なのか一目でわかるように目印をつけていますので、選ぶ際の参考にしてみてください。

内面も整えるウェルネス志向

ゲイマッサージの健康効果のひとつとして、心身のウェルネス・心と身体の健康を促進させる点が挙げられます。

「ウェルネス（wellness）」とは、毎日をよりよく生きるための健康維持・増進に向けた生活態度全般を指し、ヘルスケアやウェルビーイングにつながる「健康」をより広く捉えた新しい概念です。

一般的なマッサージや整体、鍼灸・接骨などの治療院では、体の歪みや筋肉の緊張を和らげながら、身体的な痛みなどの症状を改善させ、健康を増進することに重点を置いています。

一方、ゲイマッサージはメンズリラクゼーションマッサージという位置づけで、身体的な不調の緩和とともに、心身のバランスの回復に重点を置く在り方になると思います。

「改善」「緩和する」「和らげる」といった表現で、肩凝りや腰痛など身体の不調にアプローチしながらも、体同士を密着させる体勢によって、ゲイやバイセクシャルなどの男性にとって心身を安定させる「癒やし」を提供してくれます。

身体的・精神的な癒やしの提供によってストレスが解消され、「心と体を、いい方向に向かわせること」を念頭にしたゲイマッサージは、まさにウェルネス志向にマッチした体験をさせてくれます。

※リラクゼーションマッサージは医療類似行為として法律上認められていないため、「治療」にあたる行為ではなく「癒やし」を提供します。

ゲイマッサージを受けることで心身が良好な状態になり幸福度が上がるのであれば、それはゲイのウェルネスライフに欠かせないものだといえます。

施術範囲に下半身（膝上〜鼠径部）を含む

ゲイマッサージでは、同性である男性だからこそ分かるツボを抑えた手技で、一般のマッサージ店では触ってもらえない際どい部位も施術範囲に含めてくれます。

「ゲイマッサージ」と掲げるお店のほとんどは、太ももの付け根となる鼠径（そけい）部や股間に限りなく近い、触れるか触れないかくらいのギリギリのところまで手が伸び、リンパを流すマッサージを行ってくれます。

メンズエステ系のお店では、鼠径部ディープリンパという表現で知られています。

男性セラピストによるディープな鼠径部リンパマッサージを受けられることは、ゲイマッサージならではの醍醐味といえます。

鼠径部〜睾丸、VIO まわりを入念にさすったり揉みほぐしてもらい、男性ホルモンの分泌を促すことで動きが活発となり、精力、勃起維持、射精力など、男性機能を向上させる効果が期待できるうえに、このうえないドキドキ感・興奮を楽しむことができます。

一般のストレッチ店やマッサージ店などでは、施術者も受け手も、触れる箇所によってはハラスメントまがいな行為にあたる場合があるため、乳首や性器は言わずもがな、臀部や恥骨まわり、鼠径部などデリケートな部位を入念に触ってもらえることは叶いません。

それは百も承知ではあるものの、なんだかもの足りない、もう少し刺激と快楽も味わえたら…と願ったりするときがありませんか？
そう感じる人にとって、ゲイマッサージはまさに願ったり叶ったりで、充足感でいっぱいに満たしてくれると思います。

このように、一般のマッサージよりもセラピストとの触れ合いが多く、身体の疲れを癒やすだけでなく精神的にも満たされることが、ゲイマッサージの特徴的なサービスの一つとして、多くの利用客に支持されている要因になっています。

ゲイマッサージと売り専（ゲイ風俗）との違い

ゲイ・バイの男性を対象としたサービスとして、ゲイマッサージの他に、売り専（ウリセン/うりせん）も選択肢に浮かぶと思います。

売り専とは、ゲイ向け風俗店の通称で、主に男性が同性と性的なカラダの関係をもちたい欲求を満たすためのサービスです。
「ゲイ風俗」、「ゲイ向けヘルス」、「出張ホスト」ともいわれ、行為そのものの隠語として「エスコート」や「プレイ」という言葉がよく用いられます。主なプレイの内容としては本番行為（アナルセックス）やフェラ・愛撫などがあります。
売り専に在籍する男の子は主に「ボーイ」と呼ばれます。（または「ホスト」、「キャスト」などと呼ばれます。）

一方、ゲイマッサージは基本的に非風俗で、男性が同性のセラピストに施術をしてもらいながらスキンシップを楽しみ、リフレッシュの有無や追加オプションによってはディープな触れ合いもあるリラクゼーションサービスです。

このように、売り専とゲイマッサージはそれぞれ異なる特徴があり、体験できるサービスの焦点にも違いがあります。

ゲイマッサージと売り専との比較

	ゲイマッサージ Gay massage	売り専 Male escort
利用シーン	リラクゼーション 同性同士による癒やしが目的	性的行為 同性間での性的行為が目的
求める内容	マッサージ技術と専門性 リフレッシュ体験	粘膜接触・本番プレイ マッサージ付きプレイ
主な体勢	受動的 体を預けて触れてもらう	能動的 プレイに応じて触れ合う
法的位置づけ	合法 一般的なリラクゼーション業	グレーゾーン 同性間のため売春防止法の適用外
料金体系	比較的リーズナブル 時間単位の固定料金	高めの値段設定 プレイ内容によって加算
活躍年齢層	多種多様 18〜40、50 代まで	若年層 若い層が活躍する傾向

利用シーン

売り専は男性同士のプレイに特化し、ボーイと一緒に時間を共有したり、同性間での直接的な触れ合い（キスなどの粘膜接触や絡み）を目的とした人の利用が想定されます。

ゲイマッサージでは心身のリラクゼーションに特化し、全裸や半裸での施術、シャワー同伴など、男性同士の親密度が高まる体験を通して、リラクゼーション効果を実感したい人の利用が想定されます。

求める内容

どういった内容を優先するかは、利用客によってもお店によっても千差万別なので一概には言えませんが、売り専では主に、ボーイによる性的サービスが求められます。そのため、体型や容姿の好みに加え、タチのボーイなら挿入できるか、ウケのボーイなら挿入させてくれるかなど、希望するプレイにマッチするかが重視されます。

ゲイマッサージでは主に、寝そべりながらセラピストに自分の体を預ける分、一定のマッサージ技術によるサポートがセラピストに求められます。また、抜きありのお店の場合は、より濃厚なスキンシップやリフレッシュの希望に応えるテクニックも重視されます。

主な体勢

売り専では、プレイ内容に応じて能動的に相手と触れ合うため、自由な体勢といえます。
ゲイマッサージでは、受動的な体勢で力を抜き全身をセラピストに委ねることで、心地良さやリラックス効果を得られるようになっています。

こちらから執拗にセラピストの体を触ったり、力任せに体勢の主導権を握ろうとするのは厳禁となります。売り専と同等の触れ合いをこちらから過度に要求できるものではありません。
一般のマッサージを受けるときと同じように、施術中は基本的に受け身の体勢となることを念頭に置いておく必要があります。

活躍している年齢層

売り専のボーイの特徴として、一般的には若さや魅力的な外見が重視されるなか、近年は多様化が進んでいることで、リーマン限定やガチムチ・熊系専門など、お店のコンセプトによってはむしろ30代・40代などの中年男性が活躍していると考えます。

ゲイマッサージのセラピストの特徴として、20代の大学生から60代の熟練した男性まで幅広い年齢層が活躍していると考えます。
相対的にみると特に30歳前後〜ミドル世代の男性が多い印象で、売り専のボーイよりも平均年齢が高い傾向ですが、その分、社会経験を積んで脂がのってきた男性を好む人たちから、注目度が高いように思います。

また、性産業の一形態となる売り専で働くボーイよりも、一般的な職業として社会的認知がある「マッサージのセラピスト」として活動していることから、ナイトワークのイメージがない一般人感を求めるニーズにもマッチしているといえます。

料金体系

売り専での体験はボーイとの肉体関係が含まれるため、性交渉の内容に応じて高額になる傾向があります。ボーイの指名料や追加料金の発生条件について、わからない場合は事前に問い合わせ先に確認しておく必要があります。

ゲイマッサージの料金設定は売り専よりも低い価格帯で、コース時間ごとの施術内容で明確な料金体系から選べるので、予算を加味して選びさえすれば金額が膨らむ事態は起きにくいと思います。

どんな人に適しているか

売り専は、ゲイ向け風俗店であることから、短期的な関係性で性欲を満たす、官能的な触れ合いを望む人に適しているといえます。

ゲイマッサージは、男性との肌の触れ合いがあるものの、あくまで “施術” の範疇となります。いい男に身体を揉まれながら温もりと感触を楽しみたい人に特に人気です。

セラピストと長期的な顧客関係を築き、身体をいたわりながら心の癒やしとなるスポットを求める人に適しているといえます。

男性同士の施術で心身のバランスを整えたい人はもちろん、セルフプレジャーアイテム（TENGAなど）で済ませるよりも、ちょっとしたスキンシップありきで貴重な時間をより深い充実感で満たしたいという、真のタイムパフォーマンス派の人にとっても、ゲイマッサージはまさに理想的な選択肢です。

ゲイマッサージと売り専が融合したお店もある

最近ではゲイマッサージと売り専の両コースを併設する“複合型”も増え、お店によってはサービスの垣根が曖昧になってきています。

一つのお店で売り専とゲイマッサージのどちらかのコースを選択できるシステムであったり、本番行為込みの性感マッサージ、といったように両サービスを融合したコース展開も見かけます。

背景として、顧客の幅広い要望に応えるため、サービス内容を両立する流れによるものと考えられます。

具体的には、売り専のお店の場合、ゲイマッサージの需要に応えるべくプレイの他に「マッサージ付き」を導入するケースが増えています。そういったお店の多くは、売り専の通常コースとは別で、マッサージのコースやオプションを選べるようになっています。

ゲイマッサージ店の場合、基本の施術に加え、売り専と同等の濃厚なプレイを受けられるお店が増えています。そういったお店の多くは、マッサージコースとは別で「プレイコース」、「エスコートコース」を選択できるようになっています。

リラックスできるマッサージよりも、性感マッサージを盛り込んだプレイで興奮度を高めたいという人に向けたスタイルです。

What are the effects and benefits of gay massage?

ゲイマッサージというと、その名のとおりマッサージ体験と受け取れます。しかし実はもっとずっと奥深い意味をもつ、カラダ（肉体）とココロ（精神）にとって健康的な体験だと思います。

この章では、ゲイマッサージがもたらす身体的・精神的な効果やメリットについて深く掘り下げていきます。
掘り下げると言っても、難しいことや厳密さは置いといて、脳の仕組みや習慣のメカニズムが関係しているイメージで捉えていただければと思います。

ゲイマッサージで得られるすごい身体的効果

セラピストと肌を密着することの多いゲイマッサージだからこそ得られる身体的な効果は多岐にわたります。具体的には、以下のような効果が挙げられます。

血行促進・デトックス

道具や機器を使わずに手のみで行う施術をオールハンドと言いますが、ゲイマッサージは全身を使い通常のマッサージよりも肌との接地面が広く、体の末端まで熱が行き渡りやすいため、血流の改善に効果があるといわれています。

血行が良くなることで代謝機能も上がり、むくみの解消や体内の溜まった老廃物や疲労物質を排出するデトックス効果もあるといわれています。

ゲイマッサージでは鼠径部周辺のリンパの流れも促進されるため、男性ホルモンの分泌を促し、精力増強や勃起維持など男性力アップの効果も期待できます。

筋肉疲労と緊張の緩和

筋肉が緊張している原因のひとつに、筋肉を包んでいる筋膜（筋肉の外側にある薄い膜）が硬くなったり、くっついてしまったりすることがあります。ゲイマッサージでは、この緊張状態に陥った筋膜に対して、やさしくほぐして柔らかくする筋膜リリースと同様の施術によって、筋肉の緊張を和らげ、身体的なリラックスをもたらします。

また、全身の体重圧を使ったゲイマッサージなら、筋膜リリースだけでなく、内臓、骨、血管、神経などを包む膜状の組織で全身を覆っているファシア（Fascia）という人体の組織構造にも自然と働きかけていると思われ、その結果、コリやハリがスーッと楽になるのを感じられます。これは、痛みや不調の改善にもつながる大きなメリットだと思います。

慢性的な痛みの軽減

一般のマッサージよりも時間をかけて、表面から触ることができない深層筋にも届くよう触れてもらえるため、肩こり・腰痛など慢性的な痛みの軽減など、深部の疲れをリセットしたいときに効果を発揮します。

※医学的な治療や診断に代わるものではないため、健康上の問題がある場合は専門医に相談することが重要です。

姿勢・ゆがみの改善

骨格矯正や関節可動域を広げる技術によっては、身体の歪みやバランスも整い、正しい姿勢を維持するのに役立ちます。
姿勢の悪さからくる重心のかけ方、頭痛・関節痛の改善にもつながります。

柔軟性アップ

適切なストレッチや曲げ伸ばし動作などのメソッドと組み合わさることで、各部位の柔軟性の向上も期待できます。
柔軟性が良くなることは、日々の運動動作をするうえで怪我の予防にもつながります。

睡眠の質の向上

ゲイマッサージは、日々のストレスや疲労感を抱える人にとって、自然な睡眠改善法としても効果的です。

全身の緊張や強張りを解きほぐし、深いリラックス状態へと導くゲイマッサージを体験することで、その日の入眠がスムーズになり、ぐっすりと眠れるようになる人も多くいます。

ゲイマッサージで得られるすごい心理的効果

ゲイマッサージは心の健康にも多くの恩恵をもたらします。メンタルを安定させる心理的ケアにつながる効果についてご紹介します。

幸せホルモン（幸福物質）4 つの促進

リラクゼーションマッサージによる心地よい触覚刺激は、男性の脳内で“幸せホルモン”（幸福物質）と呼ばれるドーパミン、セロトニン、オキシトシン、β-エンドルフィンの放出を促すと、多くの研究で示されています。

神経伝達物質となるこれらの働きは、快感や多幸感、意欲向上につながるとされています。
ゲイマッサージとしての効果に置き換えると、以下のようなイメージです。

01. ドーパミン

やる気・快感などを司る神経伝達物質。
心地よい施術を受けることで快感を得て、モチベーションの向上や幸福感が高まる。

02. セロトニン

安心・安定・心のバランスを整える神経伝達物質。お互いの深い呼吸や鼓動のリズムを感じながらリラックスすることで、孤独感やストレスがやわらぎ、心のバランスが整う。

03. オキシトシン

愛情・信頼・絆を深める神経伝達物質。セラピストとの親密な触れ合いで信頼感やつながりを感じ、愛着が生まれ心の安定をサポートする。

04. β-エンドルフィン

鎮痛・多幸感・リラックスをもたらす神経伝達物質。深いリラクゼーションや心地よい刺激によって分泌され、施術後の幸福感が持続し、心身ともにリフレッシュできる。

ストレスや不安感の軽減

ゲイマッサージによる心理的な安らぎは、ストレスホルモンであるコルチゾールの過剰な分泌を抑える効果が期待できます。

触覚刺激がリラックス効果をもたらすだけでなく、安心感や親密感を生み出し、精神状態の安定につながります。その結果、ストレスや不安感が和らぎ、自己肯定感や幸福感の向上が期待できます。

自律神経のバランスを整える

人間の体調をつかさどる自律神経系は、現代社会で乱れやすく、コントロールが難しいとされています。とくに交感神経（ストレス時に活性化する神経）が刺激され優位になりやすい状況が長く続きがちで、この状態が続くと、心身の緊張が解けず、疲れやストレスが蓄積しやすくなります。

ゲイマッサージは、心地よい刺激によって副交感神経（リラックス時に活性化する神経）を優位にし、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。

自律神経のバランスが整うことで、体の緊張が解け、気分の落ち込みやイライラの軽減につながります。消化機能の改善や、質の良い睡眠にもつながります。

男性機能を整えるためにも大切

自律神経が関わる生体反応でいえば、男性機能の働きをサポートする効果も期待できます。

男性機能の勃起や射精のメカニズムとして、勃起は副交感神経、射精は交感神経がそれぞれ優位になったときに起こるため、交感神経と副交感神経のスムーズな切り替えが大切です。

しかし、ストレスや疲労が蓄積すると、男性ホルモンの分泌低下が引き起こされ、男性機能の不調につながる可能性があります。

ゲイマッサージによって副交感神経を活性化させ、心身をリラックスさせることは、スムーズな切り替えをサポートするうえで有効です。

ゲイマッサージは、単なるリラクゼーションだけでなく、男性のコンディションを良好にする手助けにもなるといえます。

ゲイマッサージによる副次的効果

副次的効果１【五感を満たす】

ゲイマッサージのなかには、五感すべてを満たす特別なリラクゼーション体験を提供するお店が多くあります。

心地よいアロマの香り、落ち着いた照明と静かな音楽、温かな手のぬくもり、肌と肌が触れ合う安心感——。
こうした演出のひとつひとつが、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・ときに味覚をやさしく刺激し、「五感が癒されることの豊かさ」を思い出させてくれます。

視覚（見る）	セラピストを眺めたり、体に触れてもらう動作を目にすることで気分が高まります。お店のコンセプトによっては映像や照明など店内の雰囲気にも演出があり、よりリラックスする空間で過ごせます。
聴覚（聴く）	耳障りの良い周波数のヒーリングな音楽やセラピストの息遣いや鼓動、ささやく声を聴くことで、リラックス効果が高まり、セロトニンの分泌が促進されます。
味覚（味わう）	「口は第二の性感帯」とも言われるように、口や舌は温度、湿度の変化にも敏感に反応します。深い呼吸をすると、口や喉の力が抜け、全身の緊張がほぐれやすくなります。お店によっては施術の前後にハーブティーなどドリンクの提供で味覚にも細やかな配慮をしてくれます。
嗅覚（嗅ぐ）	アロマオイルの使用や男性特有のフェロモンなど、部屋に広がる香り・いいニオイに興奮度が増強されます。
触覚（皮膚で感じる）	肌の接触により、オキシトシンなど幸せホルモンの分泌が促進され、信頼感や親密感が高まります。

副次的効果２【マズローの視点から見る深層心理】

心理学の観点で考察してみると、ゲイマッサージの効果を「マズローの欲求段階説」と関連づけることで、単なるリラクゼーション以上の付加価値が見えてきます。

ゲイマッサージは、男同士だからこそ分かり合える“安心感”と“肌のぬくもり”を通じて、心にそっと寄り添うセラピーのような存在にもなり得ます。

マズローの「欲求5段階説」に照らし合わせてみると、現代を生きる私たちは、衣食住が整っていてもなお、「つながりたい」「認められたい」という目に見えない心の渇きと、気づかないうちに向き合っています。
特に、仕事や人間関係で多くのストレスやプレッシャーを抱えるゲイやバイの男性たちにとって、自分らしくいられるスペースは心の逃げ場であり、貴重な居場所です。

ゲイマッサージでは、言葉にしなくても伝わるような“男同士の距離感”の中で、「ここでは、何者でもない自分でいていい」と感じられる瞬間が訪れます。それはまさに、日常の鎧を脱ぎ捨て、素の自分に戻れる時間だと言えるでしょう。

また、セラピストの手のぬくもりでほぐれるのは筋肉だけではなく、胸の奥に押し込めてきた孤独や寂しさ、言葉にできない焦りやモヤモヤした感情も、ゆっくりと溶けていきます。その癒やしは、「自分はここにいていい」「大切にされていい存在なんだ」という自己肯定感をそっと呼び覚まし、やがて、“また明日も頑張ってみよう”と思える小さな力へと変わっていきます。

〈マズローの欲求5段階説について〉
「マズローの欲求」とは、人間の欲求を階層的に分類した心理学の理論で、米国の心理学者アブラハム・マズローによって提唱されました。5段階説では、人間の欲求は生理的欲求・安全の欲求・社会的欲求・承認欲求・自己実現の欲求の5つの階層に分けられます。

またマズローは晩年、これに続く第6段階として「自己超越の欲求（他者や社会のために生きる）」を提唱したことでも知られています。

自分を受け入れ、癒やしによってまた歩き出せるような、そんな“自己実現”へ向かう力がみなぎるように、寄り添ってくれる。
それが、ゲイマッサージの本質的な魅力、本当の価値なのかもしれません。

このように、ゲイマッサージの効果は単なる疲労回復にとどまらず、ゲイやバイの男性たちにとって、一般のマッサージ以上の効果をもたらします。

いうなればゲイマッサージは、「肉体的ストレス」と「精神的ストレス」を同時に軽減する癒やしの施術。日々のストレスや、体のだるさによる意欲低下など、不調でいまいちスッキリしない一日の終わりに、“日常から完全に解き放たれる非日常”であるゲイマッサージで英気を養うことは、理にかなったセルフケアの一つだと思います。

ただ、ここまで誤解を恐れずに噛み砕いて説明していますが、どこまでいっても統計的に有意ですという話なので、あくまで「効果があると思うかは自分自身で体感してみないとわからない」という趣旨と捉えてください。

少なくとも私自身の体感値を持って言えば、心身のコンディションが好転して幸福度が上がったという実感があるので、個人的には、心身のリフレッシュと人間のモチベーションに欠かせないものとして、効果がないことはあり得ないんじゃないかなと思っています。

What types of gay massage are there?

ここまで「ゲイマッサージ」と一括りにしてきましたが、ゲイマッサージは様々な種類で細分化できます。

この章では、もっともポピュラーでおさえておきたいゲイマッサージのお店の業態、運営モデル、施術メニューの種類について整理していきます。

お店の業態

お店の業態は主に個室型と出張派遣型の二つに分かれます。

個室型は、待ち合わせ場所からセラピストに案内してもらいながら向かうタイプと、決められた時間に一人で個室の入口まで直行するタイプなどがあります。

自身で場所を用意できない場合は個室型を選択することになります。ほとんどの場合、マンションの一室を使った完全個室となっており、インターホンで解錠される建物の入口から部屋のドアの前まで行くあいだは、その建物の関係者や住人とすれ違わない限り誰かと会うことはありません。また、インフラ面の設備が整っているため、特に持参必須な持ち物はなく、身軽の状態で現地まで向かえるところも利点だと思います。

出張派遣型は、自分が滞在する場所までセラピストに来てもらって施術を受けるタイプです。

自らお店に足を運ぶ必要がないため、移動時間を節約したい人や、自宅や出張先の宿泊先ホテルなど、自身のホームグラウンドとなる空間のほうがリラックスできる人におすすめです。出張利用の場合は、ほとんどのお店で出張費（もしくは交通費）が別途でかかるため、事前に用意する必要があります。

お店の運営モデル

ゲイマッサージのお店それぞれがどのように運営されているか、運営モデルに焦点をあててみると、個人運営やグループ運営、チェーン・系列、委託運営など、実に様々です。

分かる範囲でツリー構造図にすると、以下のようになります。

├── 1. 個人経営型
│   ├── フリーランス型サロン（完全独立）
│   └── 独立開業型
│       └── 例)「某大手グループ出身」など
│
├── 2. グループ運営型
│   ├── セミ個人経営（オーナー＋複数セラピスト）
│   └── グループ経営（運営陣が存在、複数拠点展開）
│
├── 3. チェーン・系列型
│   ├── 本部直営（統一ブランド・サービス・価格）
│   └── 地域別系列展開（各地に支店や同系列店舗）
│
├── 4. フランチャイズ型
│   ├── 加盟による運営（ブランド加盟店）
│   └── 本部サポート（マニュアルなど本部提供）
│
└── 5. ハイブリッド型
    ├── 売り専＋ゲイマッサージ併設店
    └── 他業種併設型（アカスリ・脱毛サロンなど）

多様化している部分で実際はもっと複雑なのかもしれないものの、概ね現状を表している階層かと思います。

個人経営のゲイマッサージ店｜メリット・デメリット

ここでいう「個人経営のゲイマッサージ店」とは、グループや企業と契約を結ばず、セラピストが一人で切り盛りしているお店を指します。

大手のゲイマッサージグループに所属し経験を積んだ後に独立開業したり、異業種から体型や個性を武器に新たなキャリアを築くなど、リラクゼーションへの志が高い様々な人が、一念発起して始めているケースが多い印象です。

個人経営サロンのメリット

相場より価格が抑えられていることも

企業やグループに所属していない分、売上に対する仲介マージンや手数料の支払いが発生せず、価格設定も比較的リーズナブルな場合が多いです。

個人の裁量で柔軟に対応

セラピストが一人で運営していることが多く、企業やグループ運営での制約がないため、セラピスト個人の裁量によって柔軟に対応してもらえる点も魅力。こちらの希望を汲み取ったサービスや時間調整など、自身に決定権がある個人店だからこそ取り計らってくれる場合もあります。

自由度の高い発信スタイル

セラピスト自身の個性やこだわりが、発信に色濃く反映されます。自己プロデュースで発信しているため、SNSで大胆な写真を公開していたり、OnlyFansやMyFansを活用してゲイ向け動画コンテンツを配信しているケースも。個人ならではの攻めた情報発信で注目を集めるセラピストも少なくありません。

個人経営サロンのデメリット

選択肢の少なさ

基本的にセラピストはオーナー兼セラピストの 1 人か数人のみ。スケジュールが合わないと予約できず、相性が合わない場合でも他の選択肢がありません。

設備や環境に限りがある

大手企業経営やグループ経営のお店と比べると、自宅で初期費用を抑えて開業している場合が多く、シャワー設備や施術スペースなど、快適さが不足している場合があります。そもそもマンション個室がなく、一般のレンタルルームで行うケースも多くあります。

口コミ・情報の少なさ

知名度が高くない場合、口コミが少なかったり、お店の公式サイトがなかったり、SNS上でも情報が十分に得られないことがあります。

トラブル時の対応に不安が残る

トラブルがあった際は、運営元となる第三者の仲介が存在せず、すべてが個人間でのやり取りになります。例えば直前のキャンセルや不誠実な対応で困ったときでも、相談できるヘルプデスクが無いため、自己責任の範囲が広くなる点には注意が必要です。

企業経営・グループ運営のゲイマッサージ店｜メリット・デメリット

ここでいう「企業経営・グループ運営」のゲイマッサージ店とは、複数のセラピストが所属し、運営面の管理や広報などを組織的に行っているお店のことです。

会社として運営しているところもあれば、個々のセラピストが業務委託契約で所属しているグループ型のサロン、個人店の集合体として成り立っている組織も含まれます。

知名度のあるグループや長年の実績をもつ老舗サロンも多く、初めて利用する人にとって安心感を得やすいのが特徴です。

企業・グループ経営サロンのメリット

セラピストの選択肢が豊富

在籍セラピストが複数いるため、体格・雰囲気・マッサージのスタイルなど、こちらの好みやニーズに合わせて選びやすいです。

充実した設備・環境

企業として衛生面や設備投資に力を入れているところが多く、清潔で整った環境で安心して施術を受けられます。シャワー室や施術ルームも快適な施設環境が整っていることが多いです。

予約ステップの利便性

グループ運営のゲイマッサージ店では、利用者目線のシステムが特徴的で、決められた日時から選択するオンライン予約ではなく、“希望の時間帯を入力して相談できる”リクエスト型の予約フォームを採用していることがほとんどです。

これにより、自分のスケジュールに合わせて日程調整の相談がしやすく、LINEやメールでのやり取りもテンプレート化されていて予約確定までの確認もスムーズです。
キャンセルや時間変更といった突発的な連絡にも柔軟に対応してくれる体制が整っているため、予約に関するストレスが最小限で済むのも大きなメリットです。

安定したサービス品質

マニュアルや研修制度が整備されているため、どのセラピストを選んでも一定以上の施術や接客が受けられる安心感があります。

大型企業と契約した認定店であれば、多くのセラピストを育成・輩出している実績で、フォローアップの仕組みが体系的に行われていると思われます。

全国展開・複数拠点

ブランドとしての知名度が高い企業運営のグループ店の場合、豊富な実績と運営ノウハウに裏打ちされた信頼性があります。さらに、全国に拠点を持つグループ店であれば、旅行や出張の際でも馴染みのサービスを利用できる安心感があり、地域を問わずスムーズに予約・利用できるのが大きな魅力です。

企業・グループ経営サロンのデメリット

価格は店舗間で差がある

企業としてしっかりとした運営体制をとっている分、個室の賃貸管理や設備維持費などが加算されることもあると思われ、お店によっては料金設定がやや高めに感じられることがあります。特に、個人サロンと比較すると、施術時間あたりのコストに差が出る場合があります。

自由度の低さ

サービスの質を保つため、セラピスト個人の裁量よりも、グループの方針が優先され、あらかじめ決められたマニュアルや対応ルールに則って運営されていることが多く、セラピスト個人の柔軟な対応が難しい場合もあります。たとえば、延長やイレギュラーな要望に応じてもらいにくいことがあります。

画一的なサービスになりやすい

一定の水準を保つ一方で、「どこに行っても同じような内容」と感じるケースも。個々のセラピストの個性やスタイルが表に出にくく、オリジナリティや親しみやすさを求める人にとっては物足りなさを感じることもあるかもしれません。

人気セラピストは予約困難なことも

知名度の高いグループ店には、全国的に人気のあるセラピストが在籍していることも多く、予約が取りづらい状況になりがちです。とくに週末や連休は早めに埋まってしまうため、希望する日時に利用できないことも。

ゲイマッサージの施術タイプの種類一覧

ゲイマッサージのそれぞれのお店には、個性であったり、持ち味があると思います。
なのでゲイマッサージ店で受けられる施術には、様々なタイプがあります。

自分が求めているものかを知るためには、いわゆる看板メニュー・独自メニューとして掲げている施術内容を理解しておくことがマストです。

以下では、ゲイマッサージにどのような施術が組み合わされているのかという視点で、施術タイプの種類を紹介しています。

アロマオイルマッサージ ✕ ゲイマッサージ

アロマオイルマッサージは、ただ身体をほぐすだけでなく、香りの力で心まで癒やすリラクゼーションの王道とも言える施術。

ゲイマッサージではこれに、同性同士だからこそ感じられる安心感や密着感がプラスされ、心身ともに深く包み込まれるような特別な体験が叶います。

使用されるのは、アロマセラピーマッサージ、ロミロミ、バリニーズマッサージ、スウェディッシュマッサージなどの多彩な技法。セラピストの手のひらから伝わるぬくもりと香りが肌に染み込んでいき、心の緊張までも溶かしていく感覚が味わえます。

オイルの滑らかな感触に加え、男性セラピストの大きな手と力強くもやさしいストロークが、筋肉のこわばりをゆっくりとほどいていき、包まれるような安心感を与えてくれます。

また、香りにはリラックス効果だけでなく、自律神経を整える、ホルモンバランスを整えるといった作用もあるため、ストレスが多い現代のゲイ・バイ男性にとって、非常に相性の良い施術といえます。

「癒されたいけど、少し緊張する」「リラクゼーションにエロスが自然に混ざる感じが好き」
そんな人にこそ、アロマ × ゲイマッサージがおすすめです。

鼠径部ディープリンパ ✕ ゲイマッサージ

ゲイマッサージの中でも注目されている施術のひとつが、鼠径部（そけいぶ）ディープリンパマッサージ。

下腹部や太ももの付け根にかけての股関節まわりとなる「鼠径部」は、リンパ節が集中しているデリケートな部位で、老廃物の排出や血流の流れに関わる大切なポイントです。

この部分を丁寧にトリートメントしてもらうことで、むくみや疲労感の軽減、代謝アップなど、身体の内側からスッキリと整う感覚が味わえます。さらに、肌の薄い敏感なエリアへの密着感や指の刺激は、ただのマッサージでは味わえないような、ゾワゾワとした快感や高揚感につながることも。

鼠径部のリンパの流れが滞ると、骨盤周りの血流も悪くなりがちになります。
ディープリンパマッサージでこの部分をしっかりとケアすることにより、男性機能に必要な血流がスムーズになり、精力の回復や勃起力、射精力の向上につながるとも言われています。

ゲイマッサージでは、セクシュアリティに理解ある同性のセラピストがこの施術を丁寧に行ってくれるため、安心して“感じていい”体験ができることも魅力のひとつ。

同性セラピストによる安心感と、性感を優しく揺さぶるような感覚――
そのふたつが掛け合わさることで、心と身体が一気にほどけていくような深いリラクゼーションが生まれます。

「マッサージは受けたことがあるけど、ここまで密着されるのは初めて」「自分の身体がこんなに反応するとは思わなかった」
そんな声も少なくない、癒やしと官能が自然に重なりあう特別な体験です。

国家資格・専門資格保有 ✕ ゲイマッサージ

ゲイマッサージの中には、あん摩マッサージ指圧師・はり灸鍼灸師・柔道整復師など、国家資格を保有するセラピストが在籍しているお店もあります。

一定の水準に達していることを国が認めた資格を持つ彼らは、筋肉や骨格、経絡（ツボ）など身体の構造や働きについて精通しているため、医学的なアプローチに基づいた本格的なケアが可能です。

「肩や腰のコリがひどい」「疲れが抜けにくい」といった悩みに対しても、一般的なリラクゼーション以上の確かな効果が期待できます。また、筋肉の張りや関節の可動域を丁寧にチェックしながら、ひとりひとりに合わせた施術を行ってくれるのも大きな魅力で、続けることで恒久的な効果も見込めます。

さらに、鼠径部ケアや癒やしの要素を含んだゲイマッサージならではの気持ちよさが加わることで、深い癒やしへと導かれていきます。

「まずはしっかりと身体をケアしたい」「安心してお任せできる人に触れてもらいたい」――
そう考える人にとって、国家資格または専門の資格を取得しているセラピストによるゲイマッサージは、とても心強い選択肢となるはずです。

パーソナルストレッチ ✕ ゲイマッサージ

トレーナー経験のあるセラピストによるゲイマッサージでは、パーソナルストレッチを取り入れた施術が人気です。

スポーツジムのインストラクターやパーソナルトレーナー出身のセラピストなど、日頃から身体づくりに携わる彼らが提供するストレッチは、ただのリラクゼーションでは終わりません。
彼らは解剖学や運動生理学の知識も持ち合わせているため、身体の構造を理解したうえで、筋肉のこわばりや張りに対して的確にアプローチしてくれます。

何よりの魅力は、その鍛え抜かれた肉体美。
「この筋肉を間近に感じながら密着ストレッチしてもらえるの？」という高揚感や安心感も、ゲイマッサージならではの楽しみのひとつです。

施術中は、お互いに肌が触れ合う密着感のあるストレッチが続き、抱き合っているような安心感と、程よいドキドキが共存する感覚がたまりません。

また、ストレッチによって体がほぐれるだけでなく、「まるで運動後のような爽快感を得られる」と感じる人も少なくありません。
心と体の両方をすっきりさせたい人には、特におすすめの施術スタイルです。

フィットネス・トレーニング ✕ ゲイマッサージ

フィットネスやトレーニングに関心のある方に人気なのが、パーソナルトレーニングとゲイマッサージを組み合わせたコースです。ジム通いに興味はあるけれどハードルが高いという方にも、気軽に身体づくりを始めるきっかけとして選ばれています。

セラピストは、日頃から筋トレやボディメイクを実践しているトレーナー系の男性。見た目の逞しさだけでなく、トレーニングに関する知識を活かしたアドバイスや、ストレッチ・マッサージを組み合わせたオリジナルの施術を提供してくれます。

マッサージの前後で軽い運動を行ったり、体幹トレーニングやストレッチ法などをマンツーマンで指導してもらえることもあり、「鍛えたいけどどうすればいいか分からない」といった悩みにも寄り添ってくれます。

アカスリ ✕ ゲイマッサージ

最近では、施術の流れに「アカスリ（垢すり）」を取り入れたゲイマッサージも注目されています。

アカスリは、韓国式スパなどでおなじみの、専用の手袋などで肌表面の老廃物や古い角質をやさしくこすり落とすトリートメント。それがゲイマッサージと組み合わさることで、まさに”身体の大掃除と心のデトックス”のような特別な時間が体感できます。

温かいシャワーやスチームで肌を柔らかくした後、セラピストの手によって丁寧に垢を落とされていく感覚は、どこか快感すら覚える心地よさ。施術を終えた後の肌は驚くほどつるつるで、自分の身体に触れるのが楽しくなるという声も少なくありません。

アカスリでは、体を滑らせるような密着感のある動きが特徴的で、これがゲイマッサージの“気持ちよさ”と相性抜群。特に、鼠径部（そけいぶ）やお尻まわりなど、デリケートな部分へのタッチが多くなるため、「ゾワゾワする」「触れられて興奮する」といった声もよく聞きます。

アカスリ後の肌はツルツルになり、毛穴もすっきり。まるで全身の古い自分を脱ぎ捨てたような、さっぱりとした開放感が味わえます。

アカスリによって血行が促進された後にオイルマッサージや性感施術を受けると、感度が上がり、よりディープな快感が得られます。

「普段はシャワーだけで済ませがち」「自分の身体をもっと大切にしたい」そんな方には、アカスリ × ゲイマッサージの相乗効果で、“清潔感”と“癒し”のダブルケアをおすすめします。

前立腺マッサージ ✕ ゲイマッサージ

ゲイマッサージにおける施術の中でも、近年注目を集めているのが「前立腺マッサージ」です。性感帯のひとつとして知られる前立腺は、“男性のGスポット”とも呼ばれ、正しく刺激することで深く奥行きのある快感が得られるといわれています。

前立腺マッサージには、快感を高めるだけでなく、前立腺周辺の血行促進や老廃物の排出促進といった、健康面のメリットも期待できます。定期的に受けることで、前立腺のコンディションを整えたり、排尿トラブルの予防にもつながるとされています。

「前立腺マッサージ」と聞くと、少し緊張してしまう方もいるかもしれません。
ですが、ゲイマッサージの施術の中で、じっくりと時間をかけてリラックスさせてくれる流れの中で行われるため、初心者でも安心して挑戦しやすいのが特徴です。

身体がじんわりとゆるみ、心も開放されていくうちに、自分の中にこんな感覚があったのか…と驚くような快感を知ることになるかもしれません。

カルサイネイザン・ジャップカサイ・睾丸マッサージ ✕ ゲイマッサージ

タイ発祥の伝統療法として知られるカルサイネイザンやジャップカサイ、そして睾丸マッサージは、男性特有の身体の悩みにフォーカスした特別なマッサージ技術です。

これらは、下腹部から会陰部、陰嚢（睾丸）、鼠径部（そけいぶ）にかけて、繊細かつ丁寧に触れていく施術で、血流やリンパの流れを促進し、男性機能の活性化や体調バランスの改善が期待されます。

カルサイネイザンや睾丸マッサージは、睾丸を包み込むように刺激しながら、停滞していた血流やエネルギーの巡りを整えていくことを目指します。その結果、精力の回復や性欲の向上を実感する方も少なくありません。
「最近元気が出ない」「性欲が落ちてきた」と感じる人にとっては、男性としての活力を取り戻すための一つのアプローチともいえるでしょう。

ゲイマッサージにこうした要素が加わることで、単なるリラクゼーションにとどまらず、癒し・快感・活力回復という、複数の側面から満たされる体験になります。

セラピストとの信頼関係のもとで施術を受けることで、心身ともにほぐれ、「自分の体って、こんなに敏感だったんだ」と新しい発見があることも。

タイ式の伝統療法と、ゲイマッサージの心地よさが融合するこのスタイル。デリケートな部位だからこそ、丁寧に触れられることで得られる安心感や快感は、ほかでは味わえない特別なものです。

気になる方は、専門の技術をもったセラピストによる施術を、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。

タイ古式マッサージ ✕ ゲイマッサージ

「世界一気持ちいいマッサージ」とも言われるタイ古式マッサージ。
タイ伝承医学に基づいて行われるボディケア・心のコンディショニング療法です。

その独特なリズムやストレッチ要素に、ゲイマッサージならではの親密さと安心感が加わると、まるで心身を包み込まれるような、深いリラクゼーションが味わえます。

タイ古式は、セラピストが手だけでなく、腕やひじ、時には体重を使ってゆっくりと圧をかけ、筋肉の奥深くに働きかける施術。西洋式のマッサージと異なり、センという気の流れるラインに沿ってほぐしていきます。二人ヨガとも言われ、ベッドやマットの上で身体を伸ばすように行うため、施術中の密着度も高く、自然なスキンシップが生まれるのが特徴です。

そのため、「触れられる心地よさ」や「人肌のぬくもり」を感じたい方にはぴったり。男性セラピストとの距離が近くなる中で、安心感が高まり、無理に言葉にしなくても伝わるような“男同士のリズム”が生まれます。

また、タイ古式特有のストレッチで体がほぐれていくにつれ、日々のストレスや緊張が少しずつ解けていく感覚も。体だけでなく、心も解きほぐされていくような静かな時間が流れます。

オイルを使わないタイプの施術なので、ベタつきが苦手な方にも ◎

そして、お店によっては性感マッサージとの組み合わせコースを提供しているところもあり、心地よさと興奮が交差する、非日常的な体験として人気です。

リラックスと密着、心地よさとちょっとしたドキドキ――そんな両方を味わいたい方には、「タイ古式 × ゲイマッサージ」がおすすめです。

理学療法士 ✕ ゲイマッサージ

理学療法士（PT：Physical Therapist）によるゲイマッサージは、医学的な知識と臨床経験に裏打ちされた信頼性の高い施術が魅力です。

日常の疲れや慢性的なコリに加え、姿勢や身体の使い方に関する悩みにも専門的な視点でアプローチしてくれます。

理学療法士は、病院やリハビリ現場などで患者の身体機能を回復・改善させる専門職。解剖学や運動学に基づいた正確な手技により、表面的な気持ちよさにとどまらない「結果の出るマッサージ」が受けられます。

そんな理学療法士によるゲイマッサージでは、筋肉や関節の状態を見極めながら的確にほぐしてくれるため、安心して身体を預けられるところも魅力のひとつです。

また、お店によっては、リラクゼーションだけでなく、性感を重視したコースや、鼠径部・骨盤まわりのディープな施術を提供している場合もあり、「専門性 × 癒し × エロス」が絶妙に融合した、大人のためのリラクゼーション体験として注目されています。

本格的なボディケアを信頼できるセラピストに任せたい人にとって、「理学療法士によるゲイマッサージ」は、満足度の高い選択肢のひとつです。

スーツリーマン ✕ ゲイマッサージ

スーツ姿のセラピストによるゲイマッサージは、“普段の延長線上にある、ちょっと特別な体験”として、多くの男性を惹きつけています。

いつもは街ですれ違うだけの、ビジネスマンのような装いのセラピストが、ふとした瞬間に距離を縮め、マッサージを通して心と身体に触れてくる――そんなギャップや背徳感が、非日常的なときめきやドキドキ感につながります。

スーツ越しに伝わる手の温もり、ネクタイを外す仕草、ワイシャツからのぞく筋肉…。細やかな所作や距離感の演出も、このスタイルならではの醍醐味。

見た目の魅力だけでなく、「誠実さ」「落ち着いた雰囲気」「社会人としての品のある接客」など、安心して身を委ねられるポイントも満載です。

もちろん、施術そのものも本格的なものが多く、リラクゼーションとしての満足度も十分。

お店によっては、スーツ姿で施術を行うコースや、施術前後のスーツ着脱の演出など、フェティッシュな要素を楽しめるオプションも用意されています。

「見慣れたはずのスーツが、こんなにも官能的に映るなんて」
そんな大人の妄想を、リアルに体験できる空間が、スーツリーマン系ゲイマッサージの世界です。

マッサージはあなたの体の疲れを取るだけではなく、心まで癒してくれる素晴らしいサービスです。

特にあなたと相性ピッタリのマッサージやセラピストさんに巡り会った時には、もの凄くハッピーで充実した気持ちになれますので、是非あなたのお気に入りな施術タイプを探してみてください。

How do I search for gay massage places and what should I look for when choosing a shop?

いざゲイマッサージを受けようとしても、思うようにマッチするお店、または好みのセラピストさんが見つからず、考えあぐねて時間だけが過ぎてしまう経験をしたことはありませんか？

近年は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに加え、SNSやブログ、さらにはAIツールなど、あらゆる情報源からゲイマッサージに関する情報を得ることができます。しかし、そのソースの多くは発信者による主観やバイアスの強い内容も多く、正確且つ欲しい情報が埋もれてしまいがちです。

そこでおすすめしたい対策は、「当たりのお店を一発で見つける」ことではなく、「良いお店に出会える確率を上げていく」ことです。

気持ちの赴くままに、直感を大切にすることは、心が疲弊しないために重要です。ですが闇雲に探すのではなく、（直感も大切にしつつ）複数の手段を組み合わせれば、自分のニーズや希望に合った有益な情報が得られる確率を上げることができます。

成功確度が高まる探し方で、長く時間をかけずに、最短でお店を決めたい。
そんなタイムパフォーマンス重視マンといえる男性たちのために、この章ではゲイマッサージのお店を探す際に知っておくと便利なおすすめの検索方法や、選び方のポイントをご紹介します。

画像で検索する

セラピストの外見や部屋の雰囲気、施術イメージなど、視覚的な情報を知りたいとき、ブラウザでの画像検索がおすすめです。

SNS内の画像検索機能を使うには、ログインが必要なうえ、ゲイマッサージという性質上、関連画像はセンシティブなコンテンツとして制限されることが多く、検索結果にほとんど表示されない場合があります。

そのため、Googleなど検索エンジンでの画像検索を活用するのがおすすめです。SNSのアカウント名などで検索すれば、ブラウザ上からSNSでの投稿を含めた画像の検索結果を表示することができます。

画像から探したいときは、当サイトのフォトギャラリーページでも、掲載店の写真を一覧で見ることができますので、ぜひお店探しに活用してみてください。

別の検索エンジンやプラットフォームを使用する

いつものネット検索だと、見慣れた情報がずらりと並ぶだけで、参考にならないときがあります。

検索エンジンでは、アルゴリズムという独自のロジックで検索結果が決まるため、影響度によってはいつも同じ情報が上位表示され、検索結果に変わり映えがない、なんてことも珍しくありません。

もっと他の情報はないのか…と感じたときは、同じ検索技術をベースにしているGoogleとYahoo!、これら「以外」の検索エンジンも使ってみてください。

※Yahoo! JAPAN は現在、Googleの検索エンジンを使って検索結果を提供しているため、基本的にGoogleと似た結果が表示されます。ただし、Yahoo!独自のニュース・知恵袋・ショッピングの優先表示など、表示順序にわずかな違いがあります。

また、SNS型（X、Instagram など）や動画共有型（YouTube）など、各プラットフォームを使ってみると、それぞれ検索結果が大きく変わります。

例えば「ゲイマッサージ 東京 新宿」でGoogle検索したときにずらりと並ぶ情報と、YouTubeで同じキーワードを検索してみたときの結果は、まったく様相が異なります。

検索フィルタで直近の順で並び替えすれば、最新の情報を知ることもできます。

おすすめ検索エンジン（Google / Yahoo! 以外）

Microsoft Bing

Windowsや、Microsoftのブラウザ「Edge」に標準で入っている検索エンジンです。CopilotというAI機能が使用できます。

DuckDuckGo

この検索エンジンは、「広告が少ない」「自分の検索した内容を勝手に記録しない」というのが特徴です。広告やトラッキングを最小限にしたいプライバシー志向の人に人気があります。

Brave Search

こちらもプライバシーをしっかり守ってくれる検索エンジンです。他の検索エンジンの真似をせず、Brave独自のアルゴリズムなのがポイントです。

AIツールでゲイマッサージを検索する

ゲイマッサージに関する情報は、生成AIツールを使って見つけ出すこともできます。
AIに対して与える指示や質問（プロンプトと呼びます）を打ち込むことで、AIが回答してくれます。

おすすめ生成AIツール

Gemini	Googleが開発したAI。Googleサービスとの連携や高精度な情報検索ができる。
Perplexity	リアルタイムのWeb検索と出典付き回答が特徴のAI検索エンジン。
Copilot	Microsoft 365アプリと連携するAIアシスタント。
ChatGPT	OpenAIが開発した対話型AI。自然な会話、質問応答など多用途で直感的に使えるのが特徴。
Claude	Anthropicが開発したAIチャットボット。自然な対話力と大規模な情報処理が特徴。

ゲイアプリ内に掲載されているサロン情報もチェック

ゲイアプリ「9monsters」のお店一覧画面では、位置情報に応じて近くのサロンの基本情報を見ることができます。

『マッサージ』『美容』カテゴリーで、ゲイの店主や LGBT フレンドリーなサロンの情報が表示されます。

アプリの規約上、ハンドリフレッシュなどセクシャルな要素があるサロンの情報は登録できないルールのようで、『ゲイマッサージ』と冠したお店は一つも載っていませんが、逆に言えば、普段『ゲイマッサージ』でネット検索しても見つかないようなお店の情報が掲載されています。

検索コマンドを活用する

検索精度の高さや、搭載されるAI（人工知能）などテクノロジーによって、実際にゲイマッサージ関連のキーワードを検索すると、ゲイマッサージ店のサイトや比較レビュー記事、体験談たる情報がネット上のあちこちで散見され、情報が豊富に見えます。

しかし情報が豊富に見える一方で、特定のお店への誘導をメインとする提携メディアや協力関係のブログが多かったり、検索ワードによっては現時点での内容にアップデートされていない古い記事が占めていたりと、まだまだほしい情報とズレがあることが多く、省きたい情報にも目を通すことになり億劫、という見方もできます。

個人的な思い込みやバイアスがかかっていない客観的な視点と、現時点での正確性。
検索結果にでてくる記事は多くあれど、この2つが揃う情報元は限られます。

どうすれば、この2つが揃うお目当ての情報をより素早く探すことができるのか。

私の場合、そんなときは「検索コマンド」を活用しています。

検索コマンドとは検索演算子のことで、入力することで膨大な検索結果から指定した条件の情報だけをピンポイントで抽出できます。
検索対象の絞り込みができるため、よりパーソナライズされた検索結果を得ることができます。（もちろん、最初から標準機能のパーソナライズ設定をしている人にとってはこの限りではないかもしれません）

また、手作業で何ページも検索結果を確認する手間が減り、短時間で必要な情報を見つけられるので、特にリサーチするうえで時間短縮になり、効率的に情報収集ができます。

以下に知っておくと便利など検索コマンドをまとめています。
使い方を知っている人も、この機会に再チェックをしてみてはいかがでしょうか。
全て知っていたら、かなりの達人ですね。（笑）

使える検索コマンド 基本編

コマンド	説明	入力例（ゲイマッサージを検索する場合の入力例）
site:	特定したサイト・ドメイン内だけで検索	site:example.com ゲイマッサージ
“〇〇”	完全一致のフレーズ検索	“男性による男性のためのマッサージ”
-〇〇	特定のキーワード・ドメインを除外して検索	ゲイマッサージ -東京
intitle:	タイトルにキーワードを含むページのみ検索	intitle:2025 ゲイマッサージ
allintitle:	複数キーワードを含むタイトルを検索	allintitle:ゲイマッサージ メンズ整体
OR	いずれかのキーワードを含むページを検索	ゲイ東京 OR 東京ゲイ
AND	両方のキーワードを含むページを検索	ゲイマッサージ AND バリニーズ
inurl:	URLにキーワードを含むページを検索	inurl:gay メンズマッサージ
intext:	ページ本文にキーワードを含むページを検索	intext:全裸
related:	指定サイトと関連性の高いサイトを検索	related:example.com
*	曖昧な部分を補完して検索	ジャップ*サイ（ジャップカサイ）
..	数値の範囲を指定して検索	2015..2020 ゲイマッサージ
after:	指定日以降の検索結果に絞り込む	ゲイマッサージ after:2023-01-01
before:	指定日以前の検索結果に絞り込む	ゲイマッサージ before:2025-01-01
after: + before:	期間（範囲）を指定して検索	ゲイマッサージ after:2024-01-01 before:2024-12-31

使える検索コマンド 応用編

コマンド	説明	入力例（ゲイマッサージを検索する場合の入力例）
site:jimdo.com OR site:wixsite.com	JIMDOやWixのドメイン「のみ」を検索	ゲイマッサージ site:jimdo.com OR site:wixsite.com
-site:jimdo.com -site:wixsite.com	JIMDOやWixのドメインを「除外」して検索	ゲイマッサージ -site:jimdo.com -site:wixsite.com

ゲイマッサージの最新情報をRSSで見る

長年ゲイマッサージを利用してきてわかったことが一つあります。
それは、最新情報は自分で探しにいかなければ気付きにくい、ということです。

例えば、業界で反響を読んだ稀代のセラピストが、本業に専念するなどを理由に一度退き、また数年後再び最前線にカムバックして返り咲いたことを、オープン前に知ることができていなかったり、キャンペーンや都市への遠征・地方営業などがある際は、数週間〜数日前に告知するお店が多く、仕事に忙殺され1ヶ月ほどチェックしていない間にもうその期間が終わっていた、なんてことも多々あります。推しの情報を見逃したときのショックたるやいなや。辛過ぎます…。

新店や復帰、まもなく閉店となってしまうお店、キャンペーン割引の案内など、最新の情報をタイムリーにチェックしたい！
そういうわけで、参考になる最新記事をまとめたRSSを用意しました。

※RSS (Really Simple Syndication) とは、任意のウェブサイトの更新情報を自動的に取得・配信するための技術です。

「SmartNews」や「グノシー」といったキュレーションメディア（まとめサイト）、はてブやfeedlyなど、最新情報取得に便利なサイトやアプリはいくつかありますが、「そもそもどのサイトをチェックしたらいいの？」「興味のない情報が差し込まれない、ゲイマッサージ関連だけの情報を見たい」と思っている人に、便利に使ってもらえたら幸いです。

RSSの掲載にご協力いただいた企業さま
うたたねゲイマッサージ（全国ナビ）

ゲイマッサージ最新情報 RSS

〈RSS表示の一覧について〉
上記RSSの一覧は、あくまで各リンク先サイト様の記事情報を取得して紹介しているだけで、記事そのもののあらゆる価値は、全てその著者に属することをお伝えしておきます。この場を借りて、記事情報の掲載を快くお許しいただいた企業・店舗様に御礼申し上げます。

  RSSへの追加 随時受付中
RSSの一覧への掲載にご協力いただける店舗様は、下記よりご連絡をお願いいたします。
お問い合わせ｜ゲイマッサージボックス  

選び方のポイント1
定性的な情報・定量的な情報に分けて比較する

せっかく時間をかけて選んだお店での体験が、「思ってたのと違う・・・」となれば、誰でもガッカリしますよね。

期待とズレていて、肩すかしを食らった。
そんな状態を想像してみてください。私なら、失意のどん底というほどではないにしても、徒労感を抱いたり「どうして時間を費やしてしまったんだ」と落胆してやるせない気持ちになると思います。

そんなふうにダメージで憔悴してしまう状態にならないために、周りの評判に頼らず自分に置き換えて、「このお店でのゲイマッサージはどういったものか」を事前に把握することが大切です。

ただでさえ、会ってみないとわからない部分が多く、不安になることもあります。

• どれほどの技術かわからない
• 声質がわからない
• 顔立ちがわからない
• 体つきがわからない
• ゲイの場合、ウケかタチかポジションがわからない（知っておきたい…）

など、開示されていない情報は多々あります。

なので、お店を決める前に、会っていなくても見れる情報、いわば定性的（感覚的・印象的）な情報と、定量的（数値・客観）な情報を切り分けて把握しておくことで、「自分の判断軸」で比較検討しやすくなります。

〈定性的な情報〉印象・雰囲気・感想

「共感が持てる」「安心できそう」「会ってみたい」という感覚になれるかが、成功体験の鍵です。

• セラピストの印象
  「落ち着いた対応」「笑顔が自然で親しみやすい」「一重で顎髭がある」など
• 接客スタイル
  「明るい」「フレンドリー」「ノンケっぽい」など
• お店の雰囲気
  「清潔感がある」「照明や音楽が落ち着く」など
• 施術の印象
  「知識豊富」「前立腺のタッチが絶妙」「勉強熱心」など
• リピーターの声
  「渋い声だった」「気持ちが伝わってくる」「話しやすい雰囲気」「可愛らしい」など

〈定量的な情報〉具体的・数値的

明確で比較しやすいため、信頼性や納得感が増すポイントになってきます。

• 料金
  ○○円／○分、オプション料金の明記など
• 営業時間
  営業日程、定休日、受付時間など
• 予約の取りやすさ
  即日OK・前日予約のみ・混雑状況の傾向など
• プロフィール
  年齢・身長・体重、セクシャリティなど
• 所要時間
  アクセスが良いか。受付〜施術終了までの目安など
• 出張
  出張対応の有無、対応可能エリアなど
• 設備
  シャワー完備の有無、Wi-Fiの有無など

例えば、ゲイマッサージを受けながら快適に過ごすためには、空間の演出レベルも大事かと思います。

天井が高かったり、広々とした空間であれば、開放感が高まります。
完全貸切のプライベート空間で、アロマが漂っていると、リラックス度も上がります。

また、こまめな空気の入れ替えがされているか、別の利用客が触れたシーツなどは可能な限り使い捨て（ディスポータブル）にしているかなど、清潔さを保つ工夫をアピールしてもらえると、衛生管理面で安心感が増します。

このように、あれこれ憶測するより定性的＋定量的なデータを見ることで、お店のスタンスやセラピストのキャラクターなど、解像度が高くなります。

選び方のポイント2
欺まん的なサイトのお店は避ける

ゲイマッサージ業界に限らず、他の業界でも言えることですが、ユーザーを誤解させたり、予期せぬ操作に誘導する目的で設計された欺まん的なウェブサイトが存在します。

ユーザーを欺く内容で占めていることを「ダークパターン」とも呼ばれ、そうしたサイトを運営している個人や企業が是正されていない、という状況です。

具体的には、以下のような特徴を持つサイトがあてはまります。

ゲイマッサージのサイトに見られるダークパターンの特徴

虚偽情報の掲載

生成AIやフリーライセンスの写真を駆使し、実在しない店舗やセラピストのイメージ、架空のサービス内容など、利用者を誤解させる情報を意図的に掲載している。

なりすまし・無断転載

他の信頼できる店舗やウェブサイト、企業の情報や写真を無断で転載し、あたかも自店サイトと協力関係であるかのように装う。

過剰な誘導・誇大広告

特定のお店のみを奨めるステルス広告記事のブログやWEBメディア。
不審な広告を介した予期せぬ挙動があったり、閲覧中に視覚的干渉（ミスディレクション）が起きるサイト。
実際よりも魅力的に見せる広告の多用や、「今だけ」「限定」などの煽り文句で判断を急がせる文面構成。

情報の不明瞭さ・隠蔽

予約前に知っておくべき料金、キャンセルポリシー、施術内容、セラピストの詳細などの重要情報が分かりにくい場所にあったり、そもそも記載されていない。

不透明な料金体系

追加料金やオプション費用が事前に明示されておらず、予約確定時に合算した請求額を提示する。

キャンセルや返金条件の曖昧さ

キャンセルポリシーや返金条件が分かりにくく、トラブル時に利用者が不利になるケースがある。

個人情報の過剰取得や不適切な利用

予約時に必要以上の個人情報を求めたり、プライバシーポリシーが明確でないまま情報を収集する。

これらの特徴を持つサイトは、信頼性が低くトラブルのリスクが高いため、利用を避けるのが賢明です。予約前には、運営元の実在性・情報の明瞭さ・料金体系の透明性などをしっかり確認しましょう。

例えば、有名YouTuberやインフルエンサーの画像を無断で使っていたり、他社が制作した物（画像や文面構成）を、あたかも自前のもののように装っていたり、著作権・肖像権を軽視した無作法な真似をしているサイトの運営元は、サービスにおいても欺く性質があるのでは、というのが私の判断基準のひとつです。

当サイト「ゲイマッサージボックス」では、安心安全にご利用いただけるようにするため、こうした点にあてはまらないか審査し、掲載基準をクリアしたお店のみを掲載しています。

掲載基準・情報の取り扱い
下記項目に該当する店舗の場合、当サイトへの掲載基準を満たさず、掲載を申し込みいただいても却下とし掲載をご遠慮いただいています。掲載後に該当事項が発覚した場合も予告なく削除・非公開とします。

• 関連性が全くない、もしくは営業状況が不明とされる場合
• 紹介画像がフリー写真やイメージ写真などで、実際の施術風景、個室、活動されている施術者の視覚的情報がなく営業実態含め、虚偽の登録が疑われる場合
• 生成AIを用いた素材・コンテンツで意図的に情報をごまかす行為が見受けられる場合
• 過度の広告・宣伝を目的とするサイトへの誘導をおこなっている場合
• お店同士がグループ・協力組織であることを当サイト運営者に伝えず、個人店を装って個別で登録申請を行なったり、その他欺瞞的なサイト運営状況が見受けられると判断した場合
• 多数の同チェーン店の情報を同時に登録された場合など、広く様々な情報を集めるという当サイトの趣旨から逸れてしまう場合
• 盗作・画像や動画の無断転載など、著作権をはじめとする関係法令に違反する行為をおこなったサイト運営先である場合
• その他、公序良俗に反するなど、当サイトが不適切と判断した場合

ゲイマッサージボックス｜掲載基準・情報の取り扱い より引用

残念ながらあてはまってしまうダーティーお店からの登録申請が、毎月一定数届きますが、その度に掲載を見送っています。

つまり当サイトに掲載されているお店 = すなわち、各掲載基準をクリアしたお店、ということになります。

また、各店の登録情報は、すべて著作者または権利者の許可の元に掲載しています。

ステルス記事も溢れている

いわゆるステルスマーケティング（ステマ）は規制されるようになりましたが、まだまだ溢れています。

本ページの内容は、大なり小なり印象操作のあるWEBメディアや個人ブログとは異なる切り口になるように、記事内の広告の引受や、外部への監修依頼を一切行わずに、忖度とは無縁の環境下で作成しました。

選び方のポイント3
口コミ・レビューは「参考程度」にとどめる

口コミによる批評や体験記など、レビューを読めるブログやウェブサイト、SNSでの投稿をこれまで何度か目にしてきました。

たしかに実際に施術を受けた人の感想は、とても参考になります。
ですがあくまで「参考程度」にとどめるのが賢明です。

口コミであるお店がこき下ろされているからといって、それが事実とは限りません。実は連日大賑わいの名店だったりもします。

人それぞれ相性や見解の違いがあるなか、他者が話す悪評を鵜呑みにして、全体の一律評価と結論づけないよう注意が必要です。

〈口コミ・レビューの注意点〉

■ ステルスマーケティング（ステマ）の可能性

自作自演や、友人・関係者による過剰な高評価が紛れていることがあります。とくに匿名性の高いゲイ向け口コミサイトでは、信ぴょう性が薄くなりがちです。

■ 偏った主観や一方的な不満

相性や期待値のズレで、ネガティブな投稿がされることもあります。個人的で偏った意見、一方的な不満が大半であることを理解するべきです。

■ 悪意ある中傷や私怨

ごく一部には、ライバル店による阻害や個人的なトラブルに起因する悪意ある書き込みも存在します。運営者に伝えるのではなく、あえて掲示板やレビューサイトに書き込むということは、無秩序な行動による嫌がらせの可能性のほうが高いです。

当サイト「ゲイマッサージボックス」でも、各店の紹介ページに口コミ投稿機能が付いています。健全な運営のための投稿ルールを設け、節度のあるレビューのみを掲載しています。

Frequently asked questions

この章では、知っておくと安心なよくある疑問について、体験談を交えながら、FAQ形式でまとめています。

当日でも予約できる？

ゲイマッサージは当日でも予約可能なお店が多く、問い合わせフォームや電話、LINE、メールなど複数の予約手段が用意されています。
ただ、予約は直前よりも早めに行ったほうが希望が通りやすいです。

当日枠を設定しているお店では、施術開始の1〜3時間前まで受付可能な場合が多いものの、施術の最中ならお店側で確認が遅れることもあるため、なるべくは余裕を持って連絡するのが双方にとって望ましいです。

立て続けに施術が重なる繁盛店は特に予約が埋まりやすいため、当日予約を希望する場合はこまめに空き状況を確認することを推奨します。

注意点として、すべてのお店が当日予約可能というわけではなく、当日予約を不可にしているお店や、当日予約による追加料金（+1,000 円など）が発生するお店もあります。

また、日中は本業をしているなどの事情から、予約の問い合わせをしても返信に丸1〜2日かかることを案内しているお店もあるため、受付時間記載箇所に、そういった注意書きがないかチェックすることをおすすめします。

オイルマッサージを受けた日は、身体に香りが残る？

アロマオイルや精油の種類によって、香りがすぐに飛んでしまうものもあれば、香りが長時間残るものもあります。湿度が高い日や、肌にしっかり浸透した場合は特に香りが感じやすい傾向です。

ただ、ゲイマッサージのお店で使用するオイルは、お店ごとにオリジナルブレンドのものを使用していることが多く、大抵は無香料のオイルを使用しているようです。施術後にシャワーを浴びることも踏まえると、基本的には身体にオイルの香りは残りません。

無香料のボタニカルオイルは肌への刺激が少ないため、敏感肌の人にとっても安心です。

ただ、メンズアロマセラピストが営むゲイマッサージ店など、アロマオイルにこだわっているお店もあるため、無香料じゃなくてもいい人は、香りを楽しんでみるのも一興です。

シャワーはセラピストと一緒に浴びるの？

基本的に、シャワーは施術前後に一人で使わせてもらえます。

お店によっては、セラピストのシャワー同伴オプションがあり、シャワーを一緒に浴びることもできます。

シャワー設備が整っていない部屋の場合は、ホットタオルで拭き取ることになります。

体重が重くても受けられる？

施術時にマッサージベッドを使用するお店の場合、ベッドの耐荷重が上限になると思います。

一般的には、施術時に加わる力も考慮して、動的耐荷重が200kg以上の施術ベッドを使用しているようです。なので、100kg 前後の体重の人でも、ゲイマッサージを施術ベッドで受けることができます。

ただ、大きな身体を施術するとなると、セラピスト側もそれなりに体力の温存や、ベッドではなくマットに切り替える検討など、事前準備が要すると思うので、重量級の体格をしている場合は、事前に伝えておくほうが親切だと思います。

体格差が大きいと施術を充分に提供できないなどの懸念から、体重で利用制限をかけているお店もあるため、不安なときはお店の利用規約部分をチェックするか、お店に直接尋ねてみてください。

ゲイマッサージのサービス内容に、性行為は含まれますか？

「リフレッシュ（手コキ）」がサービスとして含まれているお店であっても、同意のない粘膜同士の接触や、その他痛がることの強要は、当然ながら禁止行為になります。

ゲイマッサージ専門店の場合、基本的には「キスなど粘膜と粘膜の接触は含まれません」といったような記載があり、明確に禁止されています。

ゲイマッサージは、リラクゼーションや心身のケアを目的としたサービスであり、オイルマッサージやリンパマッサージ、密着度の高い施術などが特徴ですが、売り専のように「性行為そのもの」をサービス内容とするものではありません。

それ以外にも、どういった行為がNGか否かは、公式サイト上の禁止事項や利用時の同意事項上でも記されていると思うので、利用する際は最初に一読することをおすすめします。

揉み返しにならないようにするには？

施術後に「揉み返し」が起こることはあります。

揉み返しとは、施術によって筋肉や組織が過度に刺激されることで、施術後に痛みやだるさなどの症状が現れる現象です。

特に、強い力でのマッサージや、長時間同じ部位を刺激した場合、またはマッサージに慣れていなかったり久しぶりに受けたときに起こりやすい傾向があります。

一方で、施術後に感じるだるさや眠気、軽い痛みなどは「好転反応」と呼ばれ、身体が健康を取り戻す過程で一時的に現れるものと言われています。

好転反応は1 ～ 2日程度で治まることが多いですが、揉み返しは押された部位に痛みが残り、3日以上続く場合もあります。

水分を摂ると筋肉が潤い、緊張がほぐれやすくなるため、施術の前後に水分補給することで、ある程度楽になると思います。

【対策・注意点】

• 施術前に自分の体調や体質、痛みに弱いことをセラピストに伝える
• 強すぎる圧や無理な体勢を避けてもらう
• マッサージ前後は激しい運動や無理な姿勢を避け、十分な水分補給を心がける
• 痛みが強い場合は、患部を冷やし安静にする

揉み返しが心配な場合は、遠慮なくセラピストに伝えてみてください。我々の体調や希望に合わせて、無理のない施術を心がけてもらえるはずです。

マッサージを受ける前に、毛は剃っておくべき？

体毛が多い場合は、マッサージオイルが毛に絡まりダマになりやすく、マッサージ後の拭き取りも少し手間になるかもしれません。

そういった煩わしさをなくしたい場合は、胸毛・すね毛・脚の毛などはある程度剃っておいたほうがいいかもしれません。

私は脚を脱毛しているのですが、セラピストさんによく「毛でチクチクしないから、オイルマッサージでリンパを流しやすい」と言ってもらえます。

包茎でも大丈夫？

日本人男性における包茎の割合は、おおよそ60～70%とされています。

ほとんどの日本人男性は包茎なので、包茎だと知られただけであけすけに冷遇されることはないと思います。

ただ、ゲイマッサージでは竿の部分まで触れてくるセラピストもいるので、衛生上のエチケットとして、施術前のシャワーのときに清潔に洗わないといけません。

鼠径部付近のリンパマッサージ中など、握り方や皮のめくられ具合によって痛いという人は、触れられたときに意思を示すと、男同士なので汲んでもらえると思います。

支払いのタイミングと決済手段は？

料金は、施術が始まる前に現金で支払うシステムをとっているお店が多い印象です。

キャッシュレス化が進んでいる昨今は、クレジットカードでの決済、PayPayなどのスマホでの決済ができるお店も増えてきています。

「クレジットカードOK」のお店一覧はこちら

「スマホ決済OK」のお店一覧はこちら

Gay massage includes: Each has their own “style”

ゲイマッサージについて、無事アップデートできましたか？

私自身も、この記事コンテンツをつくることで、有耶無耶にしていた思考を整理できて、新たな気づきやヒントを得ることができました。
みなさんにとってもそうだったら嬉しいです。

私がゲイマッサージに関する情報ページをつくったのは、それぞれが最高のゲイマッサージを体験するために情報収集をするとしたら、どんなルートが最適なのか？と考えたのがきっかけでした。

情報が錯綜するネット上でわざわざ回り道する必要もなく、最短距離で選択肢を見つけられるように、ゲイマッサージ全般について要点を押さえたガイドにしたいという着想から、読者にどう伝えたら「ゲイマッサージって最高！」と感じてもらえるだろうかと、ただひたすらその一点を大事に考えて書き上げました。

「ゲイマッサージを自分の日常に取り入れる」ことに、遅過ぎることなんてありません。

ゲイマッサージの魅力や利用シーンを理解すれば、そこから選択肢は一気に広がります。

心身を健やかに保つために、栄養バランスを考えた食事や適度な運動など、日々の生活習慣が大事であることを前提に、健康的なココロとカラダへと導く整え方として、私にはゲイマッサージによる癒やしと休養が、不可欠でした。

なんとも実りあるゲイマッサージを、一人でも多くの人に知ってもらえたらとても嬉しいです！

ここまで読んでくださりありがとうございます。

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構成編集：Fleya
デザイン：Fleya

ゲイマッサージボックス | Gay Massage Box